The After X-TT Project では, XFree86 の "xtt" フォントバックエンドモジュールの メンテナンスを行ない,freetype2 に対応した libfreetype-xtt2 をリリースしました.
初代 "xtt" モジュールはすでに XFree86,Xorg から削除されましたが, libfreetype-xtt2 は XFree86,Xorg に取り込まれ, 現在もみなさんの X サーバの一部として動いています.
libfreetype-xtt2 をリリース後,いくつかフォントを製作してきました. 現在では,それらのフォントを保管,公開しています.
libfreetype-xtt2 のドキュメント更新
[2004年10月31日]
FreeTypeバックエンドに関する ドキュメント を更新しました. FreeTypeバックエンドの場合,いくつかのアプリケーションでは、 特定のフォント(Osakaフォント等)で アンダーラインの位置が X-TT の場合と異なって表示される事がある場合の 対処方法を追記しました (TTCap の "fp=n" オプション).
おつかれさま!! X-TT 1.x
[2004年4月14日]
libfreetype-xtt2 の最適化が目標に達したため,X-TT version 1 系の バージョンアップは今後行いません. また,X-TT 1.x は XFree86 や Xorg からは近々削除される事でしょう.
X-TT 1.x のコードの一部は xtt2 でも使用しており, その優れたコードのおかげで TTCap の実装などは非常に簡単に行うことができました. ここで改めて, X-TrueType プロジェクトとその関係者の方々に感謝したいと思います. ありがとう,そして,おつかれさま! X-TT!!libfreetype-xtt2 version 1.2a リリース
[2004年4月14日]
2004年3月31日,After X-TT Project は さらなる高速化を施した libfreetype-xtt2 version 1.2 をリリースしました. xtt2 1.2 では TrueType/OpenType の埋め込みビットマップのロード時間を 大幅に短縮しました.
なお,XFree/Xorg とは別に freetype2 ライブラリ(version 2.1.7まで)を build している場合 (config/cf/hoge.cf で HasFreeType2 を define している場合)は, 以下のパッチを freetype2 ライブラリにあてる必要があります.
このバージョンでは freetype2 ライブラリ への変更が含まれていましたが,この変更は一部の修正を伴って freetype-2.1.8 で採用される事になりました. XFree86-4.4.0 と Xorg-6.7.0 用のパッチを用意しました. なお,Xorg-6.7.0 の FreeType(xtt2) バックエンドは コードが 改変 されており,性能が劣化 したものとなっています(Xorg-6.8.0では修正済みです). Xorg の X をお使いの場合は xtt2-1.2a に更新していただくよう お願いします.
Ayu 18 ドットフォント 1.0 リリース
[2004年2月10日]
ダウンロード
2004年2月10日,After X-TT Project は フリーでは(おそらく)初の日本語18ドットビットマップフォント Ayu 18 ドットフォントを正式リリースしました. 12日に NEC 特殊文字を追加した version 1.1 と, 明朝版 1.0 をリリースしました.XFree86-4.4 RC2 の libfreetype-xtt2 について
[2004年2月5日]
XFree86 4.4 RC2 には libfreetype-xtt2 version 1.1b が含まれていますが, これには深刻なバグがあります.XFree86-4.4 RC2(4.3.99.902) を ご利用の方は,バグ修正のための パッチ(xtt2_1.1b_to_1.1d.patch) を適用してください(XFree86-4.4 RC3では適用済みです).
libfreetype-xtt2 は FreeType バックエンドを作りなおしたもので, XFree86-4.4 からは "freetype" モジュールや xfs,Xnest,cygwin-xfree86でもほぼ完全な TTCap オプションが 利用可能になります. また,オリジナルの FreeType バックエンドに含まれる 多くのバグを修正してあります. ドキュメントのページでは, libfreetype-xtt2 の性能や,TTCap の詳細を読む事ができます.
XFree86 のデフォルト設定ではバイトコードインタプリタが無効になっている ので必要に応じて xf86site.defを修正 してください.
X-TT 1.4.2 リリース
[2003年10月18日]
ダウンロード
2003年10月18日,After X-TT Project は X-TT 1.4.2 をリリースしました. kochi-substitute 使用時の不具合への対応, 埋め込み bitmap でのイタリック体生成のバグ修正などが含まれます. 詳しくは,tar ball に含まれるドキュメントと ドキュメントページを ご覧ください.XF86-4.2.x に対する修正パッチ(4.3.0では適用済).
[2003年2月27日]
XFree86-xtt-fixes-4.2.0to4.3.0.patch
XFree86-4.2.0,4.2.1 用のパッチで,非常に重要な修正を含んでいます. ほとんどの修正は X のクラッシュに関するものです. 内容は XFree86 の cvs web で確認できます. xttfuncs.c の Revision 1.14,1.15,1.16,1.17 と xttcconv.c の Revision 1.11 を見てください.
XF86-4.2.0 か 4.2.1 で使えるバイナリモジュールも用意しました : Linux/i386 , Linux/PPC , FreeBSD5.0/i386.
cyamauch●ir.isas.jaxa.jp までお気軽にご連絡ください.
Last Modified: 9 Jul. 2009