X-TrueType project の Web ページ(http://X-TT.dsl.gr.jp/)は すでに存在しないので, 以下で X-TT 1.3 リリースに含まれているドキュメントを読めるようにしました. X-TT をセットアップする際に重要な情報が含まれています.
X-TrueType 1.4 [北斗七星] を使う場合に必要な説明を記述します.
fc=0xaa00-0xa0ff
" は
0x0000-0xa0ff と 0xaa00-0xffff の区間を "-c-" として扱う.これは
GB18030 なプロポーショナル時に使える.
"-foo-foo-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-foo.2000-0.0"
"-foo-foo-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-foo.2000-0.1"
fc
" と "fm
" を追加 :
これによってプロポーショナルの
2バイトフォント(日本語やunicode)の表示を
劇的に高速化できます.
ds
" , "eb
" ,
"bw
" オプションの拡張.
ai
" オプションによるイタリック使用時も
埋め込みビットマップが使用可能.bs
" オプションがセットされていない場合には,
get_metrics()
で,可能なら TT_Load_Glyph_Bitmap()
を使用.
fc=範囲
数
数-数
-数
数-
fc=0xaa00-0xa0ff
" のように
前後を逆にした指定が可能で,例えばこの指定の場合は
0x0000-0xa0ff と 0xaa00-0xffff の範囲が
fc 指定となります(GB18030のプロポーショナルでは必須).
このオプションは "xtt" 内部でプロポーショナルスペーシングの場合にのみ
有効で,指定した範囲のメトリックの計算は省略し,
"-c-" の時と同様に扱います.
vl
" オプションを指定しないと
使いものにならないでしょう.
fm=文字コード
または
fm=実数,実数,実数
fc
" オプションで指定した範囲の文字のメトリックを指定します.fm
" オプションが指定されない場合,
"fc
" 指定の範囲のメトリックは
ヘッダ情報のバウンディングボックスの値を使います.
しかし,これはいつも便利とは限りません.
"fm
" オプションではそのメトリックを
文字コードあるいはヘッダ情報のバウンディングボックスに対する倍率で
指定できます.
もし "fm=0x5a00
" のような文字コードが指定されれば,
"xtt" は文字コード 0x5a00 のメトリックを取り出し,そのメトリックを
fc
指定の範囲に適用します.
一方,"fm=0.5,0,0.5
" のように
ヘッダ情報のバウンディングボックスに対する倍率で指定すると,
その指定が fc
指定の範囲のメトリックとなります.
この3つの実数はそれぞれ width, left side bearing, right side bearing
に対応します.
fc=0x3400-0xe7ff:fm=0x5a00:vl=y:bw=1.0;,-1,:arialuni.ttf -microsoft-arial unicode ms-medium-r-normal--0-0-0-0-p-0-iso10646-1
fn=1:fc=0x2841-:msmincho.ttc -microsoft-ms pmincho-medium-r-normal--0-0-0-0-p-0-jisx0208.1983-0
ds=[ymn][b][;整数]
ds=m
" と指定すると,
mkbold
と同様の手法で
ビットマップのエッジを残しつつ太字にし,
可読性を改善します.ds=yb
" あるいは "ds=mb
"
のようにすると,
バウンディングボックスのサイズを横に1ドット大きくします.ds=y
/
ds=m
eb=[yn]
eb=y
" の場合に
"ai
" オプションを
使ったイタリック体の場合にも
埋め込みビットマップを使用します.
"eb
" の指定がない場合には
"ai
" オプションを
使ったイタリック体の場合には
埋め込みビットマップを使用しません.
eb=y
/
eb=n
bw=実数[;整数,整数,整数]
vl=y
" を使った場合の計算誤差の補正や
小さいフォントでスペーシングが詰まりすぎたり,
あるいは広すぎたりする場合にも利用できます.
fc=0x3400-0xe7ff:fm=0x5a00:vl=y:bw=1.0;,-1,:ds=mb:arialuni.ttf -microsoft-arial unicode ms-bold-r-normal--0-0-0-0-p-0-iso10646-1
fn=1:bw=1.0;1,,:msgothic.ttc -microsoft-ms pgothic-medium-r-normal--0-0-0-0-p-0-iso8859-1
Last Modified: 20 May 2003